今シーズン、新たな形に進化を遂げたUEFAチャンピオンズリーグは、ついに残り8チームとなり、日本時間の4月9日からホーム＆アウエーでの準々決勝が始まります。
各国の代表でも主力となる世界最高峰のスター選手たちが集結し、火花を散らすこの舞台は、まさにサッカーファンにとって夢の祭典です。
今回の記事では、チャンピオンズリーグ(CL)に賭ける方法やオッズ、おすすめサイトを徹底解説します。
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【この記事でわかること】
ベテランスポーツライター
茂伸(しげのぶ)
チャンピオンズリーグ(CL)に賭けれるおすすめサイト3選
ライブ視聴や無料ボーナスが貰えてチャンピオンズリーグ(CL)に賭けれるスポーツベットにおすすめのサイトを3つ紹介します。
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チャンピオンズリーグ(CL)のオッズを紹介
現在記載しているオッズは4/4(金)時点のものです。オッズは随時更新しています。
チャンピオンズリーグ(CL)のオッズ詳細
| 試合日程 | 対戦カード | ステークカジノ 詳しくはこちら▷ | 遊雅堂 詳しくはこちら▷ | クイーンカジノ 詳しくはこちら▷ |
|---|---|---|---|---|
| 4月9日(水) 4:00 | バイエルン | 1.83 | 1.85 | 1.82 |
| インテル | 4.40 | 4.33 | 4.30 | |
| 4月9日(水) 4:00 | アーセナル | 2.42 | 2.45 | 2.34 |
| レアル・マドリード | 3.10 | 3.05 | 3.05 | |
| 4月10日(木) 4:00 | バルセロナ | 1.39 | 1.41 | 1.40 |
| ドルトムント | 7.20 | 7.00 | 7.20 | |
| 4月10日(木) 4:00 | パリ・サンジェルマン | 1.43 | 1.45 | 1.43 |
| アストン・ヴィラ | 7.00 | 7.00 | 7.20 | |
| 4月16日(水) 4:00 | アストン・ヴィラ | 未定 | 未定 | 未定 |
| パリ・サンジェルマン | 未定 | 未定 | 未定 | |
| 4月16日(水) 4:00 | ドルトムント | 未定 | 未定 | 未定 |
| バルセロナ | 未定 | 未定 | 未定 | |
| 4月17日(木) 4:00 | レアル・マドリード | 未定 | 未定 | 未定 |
| アーセナル | 未定 | 未定 | 未定 | |
| 4月17日(木) 4:00 | インテル | 未定 | 未定 | 未定 |
| バイエルン | 未定 | 未定 | 未定 |
オッズは常に変動していて、ベットすればその時のオッズで固定されます。つまり、オッズの高い時を狙って賭ければ勝利金は多くなります。
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チャンピオンズリーグ準々決勝の日程と対戦カード
準々決勝に勝ち上がったのはスペインとドイツ、イングランドが2チームずつで、イタリアとフランスが1チームずつとバランスよく散らばった印象です。
日本時間での試合日程と対戦カードは以下です。
| 試合日程 | キックオフ | 対戦カード(ホームvsアウエー) |
|---|---|---|
| 4月9日（水） | 4:00 | バイエルン vs インテル |
| 4月9日（水） | 4:00 | アーセナル vs レアル・マドリード |
| 4月10日（木） | 4:00 | バルセロナ vs ドルトムント |
| 4月10日（木） | 4:00 | パリ・サンジェルマン vs アストン・ヴィラ |
| 4月16日（水） | 4:00 | アストン・ヴィラ vs パリ・サンジェルマン |
| 4月16日（水） | 4:00 | ドルトムント vs バルセロナ |
| 4月17日（木） | 4:00 | レアル・マドリード vs アーセナル |
| 4月17日（木） | 4:00 | インテル vs バイエルン |
初日から屈指の好カードが揃っており必見です。ステークカジノで無料視聴しながら賭けて、サッカー界の頂上決戦をより熱く楽しみましょう。
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激戦必至の準々決勝！対戦カードの見どころを紹介
日本時間の4/9(水)より、いよいよ残り8チームによる準々決勝です。実力と意地がぶつかり合う激戦必至の8強の戦い。それぞれの対戦カードの見どころや注目選手を紹介します。
アーセナル vs レアル・マドリード
連覇を狙うスペインのレアル・マドリードは、苦しみながらも徐々に調子を上げてきて、優勝候補の筆頭に位置しています。
リーグフェーズは、序盤で攻撃のコンビネーションがかみ合わずに黒星が先行しましたが、新加入のキリアン・エムバペが徐々に調子をあげるのに合わせてチームも浮上しました。
11位で進んだプレーオフでは、エムバペがハットトリックをマークしてマンチェスター・シティに6対3で勝利しています。ラウンド16でもアトレティコ・マドリードとのしびれる2試合をPK戦で勝ち切る勝負強さを発揮。
茂伸大舞台になればなるほど集中力が増す、王者たる所以を思わせる勝ち上がりでした。
エムバペにヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ、そしてジュード・ベリンガムらを加えた豪華な攻撃陣がここに来てかみ合い始め、ゴール量産体制に入っています。
一方、イングランドのアーセナルは、リーグフェーズを安定の3位で通過し、ラウンド16でもPSVに9対3で大勝するなど、ここまで順調な勝ち上がりです。
しかし、内情はけが人続出で苦しい状況が続いています。攻撃の中心のブカヨ・サカなどを欠いた中でも大量得点を奪った攻撃陣のコンビネーションは注目に値します。
茂伸DFの冨安健洋も膝の手術で長期離脱を強いられ、彼の姿を決勝トーナメントで見られないのは、日本のファンにとっては残念としか言いようがありません。
チームとしては、サカの復帰が4月の試合に間に合えば、さらに攻撃の強みは増すでしょう。レアルの強力な個の力に対し、アーセナルが統一された守備と戦術、そして強力なセットプレーでどう対抗するのか注目です。
レアル・マドリードはチャンピオンズリーグでこれまでアーセナルに勝ったことがないというデータもあり、連覇に向けてジンクスを打ち破れるかが1つのハードルです。
≪キリアン・エムバペ≫（レアル・マドリード）
フランス代表を2018年のW杯優勝に導いた世界屈指のストライカー。パリ・サンジェルマンから移籍し、銀河系軍団の新たなエースと期待されています。
ムバッペ最大の武器は加速力とトップスピードです。さらにスプリント中でもボールコントロールがブレないので、高速ドリブルで一気にDFを置き去りにできます。
茂伸スピードだけでなく決定力高さも特徴です。その得点力で、今大会7得点をマークしています。
チームを優勝に導き、初のバロンドール受賞とのダブルタイトル獲得に期待が高まります。
≪ヴィニシウス・ジュニオール≫（レアル・マドリード）
スピードとテクニックを兼ね備えた攻撃的ミッドフィールダー。2022-23シーズンにはチャンピオンズリーグで14ゴールを記録し、チームの優勝に大きく貢献しています。
茂伸ヴィニシウスも今大会7ゴールをマークしており、MVP候補の一人です。
エムバペ同様スピードが持ち味の一つですが、ドリブルテクニックやアシスト能力も非常に高く、ブラジルサッカーの血を色濃く継いでいます。
≪マーティン・オデゴール≫（アーセナル）
ノルウェー代表のキャプテンを務め、アーセナルでも2022年からキャプテンを務めるチームの柱です。高い戦術理解と視野を活かしたオフザボールとパスでチャンスを演出します。
茂伸ラウンド16のPSV戦では2得点1アシストと非常に好調です。
守備でもよく走るハードワーク型の選手で、テクニックも一流とまさにオールラウンダーな選手です。
パリ・サンジェルマン vs アストン・ヴィラ
ラウンド16で優勝候補のリヴァプールを破ったフランスのパリ・サンジェルマンと、古豪復活を目指すイングランドのアストン・ヴィラの対戦。攻撃力で勝るパリ・サンジェルマンに、アストン・ヴィラがどう対抗するか注目です。
パリ・サンジェルマンは、メッシ、ネイマール、エムバペなどのビッグネームを擁していた頃とは様変わりし、ルイス・エンリケ監督のもと献身的にプレーする若い選手が多く揃います。
リーグフェーズではくじ運の悪さから強豪との対戦が相次ぎ、アーセナル、アトレティコ・マドリードにホームで敗れ苦しい戦いを強いられましたが、プレーオフではスタッド・ブレストを2試合合計10対0と大差で下しました。
茂伸ラウンド16ではリーグフェーズを1位で通過したリバプールをPK戦で撃破し、その勢いは増すばかりです。
攻撃を引っ張るのは、エースストライカーとして覚醒したウスマン・デンベレ。さらに、19歳のアタッカー、デジレ・ドゥエにも注目が集まります。このままの勢いで、初のビッグイヤー獲得を目指します。
一方のアストン・ヴィラはダークホース的な存在です。プレミアリーグで残留争いを続けていたチームを立て直し、2年半でチャンピオンズリーグ8強に導いたのが、ウナイ・エメリ監督です。
彼はこれまで多くの強豪クラブを率い、チャンピオンズリーグではビジャレアルでベスト4に進んだ実績もあります。その経験豊富なエメリ監督が率いる今大会のアストン・ヴィラは、ホームゲームで特に強さを発揮。
リーグフェーズは8位に入ってストレートで決勝トーナメントに進出しました。ラウンド16では、クラブ・ブルッヘを2試合合計6対1の大差で破っています。
茂伸準々決勝で対戦するパリ・サンジェルマンはエメリ監督にとって古巣との対決となり、思い入れは特別なものがあるでしょう。
攻撃の中心となるマルコ・アセンシオもパリ・サンジェルマンからのレンタル移籍で、何かと因縁めいた対戦カードです。アストン・ヴィラは1982年に前身の大会UEFAチャンピオンズカップを制した古豪で番狂わせを狙います。
≪ウスマン・デンベレ≫（パリ・サンジェルマン）
2017年にボルシア・ドルトムントからクラブ史上最高額の移籍金でバルセロナに加入し、3回のリーグ優勝に貢献。その後、2023年にパリ・サンジェルマンに移籍後もチームの中心として活躍しています。
茂伸デンベレは両足を使いこなす技巧派の選手で、世界トップクラスのウインガーと評価されています。
怪我の多さがネックですが、細かいボールタッチや爆発力のあるスピードで局面を一瞬で打開できます。
≪マルコ・アセンシオ≫（アストン・ヴィラ）
スペイン代表として2021年東京オリンピックで優勝。レアル・マドリードで9年間プレーし、3回のチャンピオンズリーグ優勝やリーグ制覇に貢献するなど経験豊富な選手です。
茂伸パリ・サンジェルマンでは出場機会に恵まれず、アストン・ヴィラにレンタル移籍されたことで再び才能を開花させています。
特にミドルシュートが超一級品で、無回転のボールから放たれる弾丸のようなシュートがストロングポイントです。
アセンシオは2019年に十字靭帯断裂での長期離脱しています。さらに主戦場であった左ウィングを離れ、トップ下や右サイドでのプレー経験を経たことで、堅実さや戦術理解で勝負できる選手へと進化しています。
バルセロナ vs ボルシア・ドルトムント
スペインのバルセロナは、リーグフェーズ8試合で全チーム中で最多となる28得点をあげ、リヴァプールに次ぐ2位で通過しています。
ハイラインという守備のリスクを抱えながらも、それを補って余りある攻撃力で他のチームを圧倒。点の取り合いならどこにも負けないという自信がみなぎっています。
茂伸ラウンド16ではベンフィカを3対1で破り、危なげなく準々決勝に進出しています。
ペドリがヨーロッパ屈指の司令塔に成長し、右ウイングのラミン・ヤマル、左のラフィーニャ、トップのレバンドフスキとともに強力な攻撃の布陣を確立しています。
ラフィーニャは今大会の得点ランキングでトップとなる11得点、レバンドフスキも9得点と抜群の破壊力を誇ります。組み合わせにも恵まれたと言われる今大会は、何としても10シーズンぶりの世界一へ返り咲きたいところです。
一方、ドルトムントは昨シーズン準優勝と躍進を果たしています。今シーズンはブンデスリーガで苦しい戦いが続き、2月に監督が交代。新たに指揮を執ったコバチ監督のカウンター戦術で、チームは何とか息を吹き返しました。
そんな紆余曲折がありながらも、ことしもチャンピオンズリーグでベスト8まで勝ち残った試合巧者ぶりには、好調バルセロナも不気味さを感じているでしょう。
茂伸この2チームはリーグフェーズでも対戦し、バルセロナが3対2で勝利しています。
≪ラミン・ヤマル≫（バルセロナ）
バルセロナの育成組織「ラ・マシア」で育ち、15歳だった2023年4月にバルセロナ史上最年少でトップチームデビューを果たした超新星です。
茂伸抜群のスピードと巧みなドリブルを活かした攻撃力が持ち味で、チームの主力として順調に成長を遂げている。
スペイン代表としても活躍し、EURO2024予選では、スペイン代表の最年少出場記録と最年少得点記録を樹立するなど、次々と記録を塗り替えている。リオネル・メッシの後継者としても注目され、将来性が高く評価されている。
≪セール・ギラシ≫（ドルトムント）
ギニア代表の長身フォワード。フランスとドイツのチームを渡り歩き、2023‐24シーズンにシュツットガルトで28得点とブレーク。
茂伸今シーズンからドルトムントに移籍して、チャンピオンズリーグではここまで10得点と活躍を見せています。
セール・ギラシは体の使い方が上手く、ポストプレーや競り合いに強いです。決定力も凄まじく、ダイレクト、ヘディングなど、長いリーチから多彩なシュートが繰り出されます。
バイエルン・ミュンヘン vs インテル
ドイツとイタリアの自国リーグで1位を走る強豪どうしの対戦。攻撃力のバイエルン・ミュンヘンと守備力のインテルという、それぞれの国を代表するチームがぶつかり合います。
バイエルンはグループフェーズで3敗を喫して12位と苦しみ、プレーオフでも前田大然らを擁するセルティックに辛勝。ドイツ勢対決となったラウンド16のレバークーゼン戦は5対0で完勝し、勢いを取り戻しつつあります。
ヨズア・キミッヒが中盤で試合をコントロールし、イングランド代表のエース、ハリー・ケインが抜群の得点力を発揮。日本代表の伊藤洋輝もけが人が相次いでいるDFラインでの役割は増え、出場機会は必ず出てくるでしょう。
茂伸ことしの決勝の舞台はホームスタジアムのアリアンツ・アレーナとなるだけに、地元ファンを前に5シーズンぶりのビッグイヤーを掲げたい思いは強いはずです。
一方のインテルは、グループフェーズ8試合でわずかに1失点と驚異的な守備力を誇ります。
2年前に決勝で敗れた雪辱を期して、シモーネ・インザーギ監督の指揮のもと、堅固な守備とカウンターという伝統的なスタイルを確固たるものにしています。
茂伸守備の要で精神的な支柱でもあったGKのゾマーが親指の骨折で出場できないことが唯一の不安材料です。
≪ハリー・ケイン≫（バイエルン・ミュンヘン）
プレミアリーグで3度の得点王に輝き、イングランド代表では歴代最多得点を更新中です。2018年W杯では得点王に輝きました。
茂伸2023年にバイエルン・ミュンヘンに移籍し、いきなりブンデスリーガでも得点王を獲得している怪物です。
強力なシュートと空中戦を得意とし、両足を使いこなすオールラウンドな技術と、圧巻のキャプテンシーを持っているまさに理想のストライカーです。
≪伊藤洋輝≫（バイエルン・ミュンヘン）
ジュビロ磐田のユース出身で、名古屋グランパスを経て2021年にドイツのシュツットガルトに移籍。3シーズンにわたって中心選手として活躍し、2024年にバイエルン・ミュンヘンに完全移籍を果たしました。
茂伸左足の正確なロングフィードと高い守備能力が特徴で、攻撃参加も得意です。センターバックと左サイドバックのどちらもこなし、日本代表では主に左サイドでプレーしています。
冷静さとビルドアップに長けており、2026年W杯の主力メンバーとして活躍が期待されます。バイエルン移籍直後に怪我で長期離脱しましたが、現在は復帰しており活躍を見せています。
≪ラウタロ・マルティネス≫（インテル）
アルゼンチン代表で2022年W杯優勝に貢献し、2024年のコパ・アメリカでも得点王になってチームを優勝に導きました。
茂伸視野の広さと巧みなパス、そして抜群の得点力でインテルでも攻撃の中心的存在となっている。
昨シーズンはセリエAで得点王とMVPを受賞し、チームを牽引しました。両足が使える万能型のFWで、高いポジショニングセンスを活かしてCL優勝を狙います。
ここまで注目の選手や対戦カードを紹介しましたが、チャンピオンズリーグは賭けることで、普段の観戦より白熱したものになります。
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今後の試合スケジュール
以下の表は今後の試合日程を日本時間で表したものです。
| 試合 | 日付 |
|---|---|
| 準々決勝 第1戦 | 4月9日～10日 |
| 準々決勝 第2戦 | 4月16日～17日 |
| 準決勝 第1戦 | 4月30日～5月1日 |
| 準決勝 第2戦 | 5月7日～8日 |
| 決勝 | 6月1日 |
2024‐25チャンピオンズリーグは、WOWOWがグループフェーズから決勝トーナメントまで独占生中継しています。
WOWOW公式サイトはこちら▷
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大幅な進化を遂げた2024-25チャンピオンズリーグ
今年のチャンピオンズリーグの長い歴史の中でも大きな転換点となりました。まずは、チャンピオンズリーグの歴史を振り返ってみましょう。
欧州最強クラブ決定戦の軌跡
チャンピオンズリーグは、1955年にヨーロピアンカップとして始まりました。初期のヨーロピアンカップは、各国のリーグ優勝チームが参加するシンプルなノックアウト方式のトーナメントでした。
茂伸1990年代にチャンピオンズリーグに改編されて参加チームが増え、予選となるグループステージが導入されました。
グループステージ導入によって、チャンピオンズリーグはこれまで以上に各国の有力チームどうしの魅力ある試合が増え、競技性がどんどん向上しました。
世界中から集まった各国の代表選手たちがハイレベルなプレーを繰り広げる試合が毎年、見られるためです。
この新たなフォーマットはファンの興味を引き、スポンサーの関心も急激に高まったことで商業化が加速。放映権も徐々に高騰し、欧州のビッグクラブの頂点をかけた大会として定着しました。
世界を魅了するビッグビジネス
いまや世界的なスポーツイベントとなったチャンピオンズリーグ。大会全体の経済効果は、年間約36億ユーロ(約5,200億円)に達するとされていて、今シーズンの決勝戦のチケットは最高で610ポンド(約93,000円)と見込まれています。
放映権料も年々高騰していて、2024-25シーズンの放映権収入は、UEFA全体で約38億ポンド(約520億円)になる予測がです。スポンサーからの資金もUEFAやチームにとって重要な収入源で、グローバル企業が多く参入しています。
例えば、PlayStationのサッカーゲームが世界中で人気を集めているソニーは、2024年から2027年までの契約を延長し、チャンピオンズリーグの主要スポンサーとして活動しています。
チケット収入やグッズ販売もクラブ経営にとって大きな要素です。特に、ホームゲームでのチケット販売はクラブにとって大きな収入源になるため、勝てば勝つほど得られる金額は増え、莫大になります。
一方で近年は、こうした放映権収入などの規模が拡大しすぎたことで、クラブ間の財政格差が拡大するという課題にも直面しています。
毎年、チャンピオンズリーグの上位に入る強豪クラブは多くの資金を得て才能のある選手を次々と獲得し、さらに強力なチームを構築します。その一方で、中規模クラブは資金面で苦労することが多く、競争力が低下します。
茂伸スター選手が多く集まるチームほど、得られる資金もさらに増えて戦力差が広がり、上位に進出するチームの顔ぶれが固定化してしまうのだ。
それでも、多くのファンがチャンピオンズリーグを見たいと思うのは、世界最高峰の選手が集まり、しのぎを削る舞台だからです。
この大会の結果が世界最優秀選手・バロンドールの行方を左右するとも言われ、まさに各国を代表するスター選手たちの夢の競演が見られます。今年の決勝の会場はドイツ・ミュンヘンのアリアンツ・アレーナです。
世界中の目が注がれる舞台で、スター選手たちがどんなプレーを見せるのか、徐々に期待が高まっています。
新フォーマット「スイス式リーグ戦」導入
今年からは、新たに4チーム増やして36チームが参加する「スイス式リーグ戦」が導入されました。この新しいフォーマットは、より多くの試合を提供し、クラブ間の対戦機会を多様化させることを目的としています。
スイス式リーグ戦とは？
初めに、36チームが4つの組に分かれる「グループフェーズ」が行われます。各チームは8試合を行い、全36チームを1つに統一した勝ち点で順位を決め、上位8チームがストレートで決勝トーナメントに進出します。
さらに、9位から24位までのチームがホーム＆アウエーでプレーオフを戦い、勝ち残った8チームを加えた16チームで決勝トーナメントを争います。
スイス式リーグ戦が導入された背景には、グループステージの試合で、すでに敗退が決まっているクラブが出場する“無気力”な試合をなくすためです。
茂伸スイス式リーグ戦では、全36チームの順位が決勝トーナメント進出に影響するため、どのチームも最後の試合まで全力で戦う必要があります。
試合数が単純に増える以外に、グループフェーズから強豪どうしの対戦や、中規模クラブも交えた新鮮なカードが増えることでファンの喜びが増し、クラブやUEFAにとっても収入アップにつながるという狙いです。
この新フォーマットによって放映権収入は約30%増加し、年間約4億ユーロ以上に達する見通しだといいます。
一方で、試合数の増加は、各国のリーグともあわせて日程のさらなる過密化を招くため、選手の負担が増えることが懸念されていて、いいことばかりではない点があります。
混沌のグループフェーズを突破したのは
新方式のグループフェーズは、UEFAの狙い通り最後まで行方の分からないカオスな状況を生み出しました。
連覇を狙うレアル・マドリードやバイエルン・ミュンヘンなどの強豪が３敗と苦しみ、プレーオフの結果、何とか決勝トーナメントに進んでいます。
一方で、マンチェスター・シティはリーグフェーズで22位に沈み、プレーオフでレアル・マドリードと対戦。決勝トーナメントに進めないという波乱の展開になりました。
グループフェーズ順位表（1位～24位）
| 順位 | チーム名 | 試合数 | 勝利 | 引分 | 敗北 | 得点 | 失点 | 得失点差 | 勝ち点 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | リヴァプール | 8 | 7 | 0 | 1 | 17 | 5 | 12 | 21 |
| 2 | バルセロナ | 8 | 6 | 1 | 1 | 28 | 13 | 15 | 19 |
| 3 | アーセナル | 8 | 6 | 1 | 1 | 16 | 3 | 13 | 19 |
| 4 | インテル | 8 | 6 | 1 | 1 | 11 | 1 | 10 | 19 |
| 5 | アトレティコ・マドリード | 8 | 6 | 0 | 2 | 20 | 12 | 8 | 18 |
| 6 | レヴァークーゼン | 8 | 5 | 1 | 2 | 15 | 7 | 8 | 16 |
| 7 | リール | 8 | 5 | 1 | 2 | 17 | 10 | 7 | 16 |
| 8 | アストン・ヴィラ | 8 | 5 | 1 | 2 | 13 | 6 | 7 | 16 |
| 9 | アタランタ | 8 | 4 | 3 | 1 | 20 | 6 | 14 | 15 |
| 10 | ドルトムント | 8 | 5 | 0 | 3 | 22 | 12 | 10 | 15 |
| 11 | レアル・マドリード | 8 | 5 | 0 | 3 | 20 | 12 | 8 | 15 |
| 12 | バイエルン・ミュンヘン | 8 | 5 | 0 | 3 | 20 | 12 | 8 | 15 |
| 13 | ACミラン | 8 | 5 | 0 | 3 | 14 | 11 | 3 | 15 |
| 14 | PSV | 8 | 4 | 2 | 2 | 16 | 12 | 4 | 14 |
| 15 | パリ・サンジェルマン | 8 | 4 | 1 | 3 | 14 | 9 | 5 | 13 |
| 16 | ベンフィカ | 8 | 4 | 1 | 3 | 16 | 12 | 4 | 13 |
| 17 | モナコ | 8 | 4 | 1 | 3 | 13 | 13 | 0 | 13 |
| 18 | スタッド・ブレスト | 8 | 4 | 1 | 3 | 10 | 11 | -1 | 13 |
| 19 | フェイエノールト | 8 | 4 | 1 | 3 | 18 | 21 | -3 | 13 |
| 20 | ユヴェントス | 8 | 3 | 3 | 2 | 9 | 7 | 2 | 12 |
| 21 | セルティック | 8 | 3 | 3 | 2 | 13 | 14 | -1 | 12 |
| 22 | マンチェスター・シティ | 8 | 3 | 2 | 3 | 18 | 14 | 4 | 11 |
| 23 | スポルティングCP | 8 | 3 | 2 | 3 | 13 | 12 | 1 | 11 |
| 24 | クラブ・ブルッヘ | 8 | 3 | 2 | 3 | 7 | 11 | -4 | 11 |
激戦のラウンド16で優勝候補が敗退⁉
決勝トーナメントの組み合わせは、プレミア勢が左の山に固まり、レアル・マドリードやPSGなどの強豪も入りました。右の山はバルセロナがひとつ飛び抜けた形となり、“決勝進出は確実”との声もあがっています。
3月にはレアル対アトレティコ、リヴァプール対パリ・サンジェルマンの注目のカードは、いずれもPK戦までもつれこむ激戦になりました。
茂伸グループフェーズを1位で通過した遠藤航を擁する優勝候補のリヴァプールが姿を消すという波乱が待っていました。
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チャンピオンズリーグ準々決勝がいよいよ開幕！
進化を遂げた2024‐25チャンピオンズリーグは、いよいよ佳境を迎えます。勝ち残った8チームはいずれ劣らぬ名門ばかりですが、ここからはチームの総力戦で、さらに厳しい戦いが待っています。
茂伸マンチェスター・シティ、リヴァプールなどの強豪が次々と姿を消す波乱の展開となる中で、準々決勝以降も見どころは満載です。
ファンの間では、レアル・マドリードとバルセロナの決勝エル・クラシコの実現を期待する声が高まっていますが、インテルやPSGなど、試合巧者がいるので、決勝トーナメントの勝負の行方はまったく予断を許しません。
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