今回のテーマは韓国の主要カジノで提供される「コンプ」（サービス）について、私の25年超のカジノ経験をもとにお話しします。
カジノの主役は当然、ギャンブルでしょう。しかし実際はカジノにはさまざまな魅力が詰まっています。例えば、豪華な宿泊施設やレストランなどです。そして各カジノは、これらのサービスを通じて競争を繰り広げています。私はカジノへギャンブルをしに行く時は旅行そのものもある程度楽しもうと考えますが、ギャンブルにしか興味が無いという方にも、ある視点から考えればこれらのサービスは結構オイシイのではないかと考えます。
この記事が、読んでくださった方の参考になれば幸いです。
カジノコメンテイター
ハリソン山田
初めまして、カジノコメンテーターのハリソン山田と申します。こちらでの執筆は初めてとなりますので、軽く自己紹介をさせていただきます。
・年間海外カジノ渡航回数40回以上
・韓国、フィリピン、カンボジア、マカオのカジノは当然VIP
・10年以上連続年間収支プラスを継続中
・一時期は勝ちすぎてしまい、私が入店しようとするとセキュリティが反応するという噂が
このような経歴を持つ私ですが、私の提供できる情報で日本中のプレイヤーの皆様にカジノの面白さや裏の顔、そしてギャンブルが持つ魔力を知っていただければ幸いです。
カジノの「コンプ」とは
一般的にカジノでは、顧客の実績や利用額に応じて受けられるサービスも変わるものです。そしてハイローラーになればなるほど特別な待遇を受けられるのが特徴です。
逆にいえば超がつく優良顧客のリクエストに対してカジノ側に「No」という選択肢はないといっても過言ではありません。知らない方はこの先を読んで驚くかもしれませんね。
それではここからカジノの「コンプ（Complimentary）」と言われるサービスを顧客層を大きく3つに分けて説明しましょう。
①一般顧客
一般顧客とは、その名の通り普通のお客様を指します。大きな額を使うわけではありませんが、観光や遊びの一環としてカジノを利用してくれる方という表現がわかりやすいかもしれません。
一般顧客のコンプはほとんど利用に応じたポイント制です。一般的な飲食店などのポイントカードなんかと同じように、貯めるとサービスの提供が受けられるというものです。カジノの場合、このポイントは来店やゲームの利用で加算されます。
これが貯まると何に使えるのかというとその対象はカジノによって異なりますが、基本的には食事・車・カジノ施設内のホテルやレストランなどで使えることが多く、数時間のプレイでその日の食事くらいは無料になると考えて良いでしょう。
②招待顧客
あながたもしカジノでプレイ中にカジノのマーケティング担当者から声をかけられたりしたなら、それはあなたがカジノ側から優良顧客と判断されたサインです。
これは営業手法の一つで、担当者はあなたのさらなるカジノ利用を促すために、個別に特別なコンプを提供できることを説明するでしょう。
さてそのコンプの内容はというと、先程の①のものより一段グレードアップし、ホテル代や航空券代、施設内での食事代の負担などから、帰りにお土産を持たせてくれたり、更には自宅にお歳暮、お中元が届くこともあります。
ただこの層の顧客に対するコンプは一般顧客とは異なり、一律のものではなく顧客のレベルによって細分化されています。航空券は自腹だけれどもホテル代は無料という人もいれば、カジノのゲーム以外では1円も支払いが発生しない人もいます。
ここからさらに上位数%の優良顧客になると、高級レストランからルームサービスまで特に上限なくカジノ負担で利用出来るようになります。
さらにさらに、無料のバカラ大会や期待値100%超えの高額バカラ大会、有名芸能人のコンサートなどに招待されることも。またこれはさすがに昔話ではありますが、過去には性的なサービスを提供するような時代もありましたね。
③VVIP顧客
最上位のVVIP顧客層、これはその名の通りカジノが最も大切にしている最上位顧客の層です。いままでのコンプは基本的にサービスの利用料金をカジノが負担するというものでしたがここからは直接お金が貰えるというコンプになります。
大きく分けて3つ、「買いサビ」「負けサビ」「ローリング」というものになります。
- 「買いサビ」…チップを購入する時に金額以上のものを貰えるというサービス。
- 「負けサビ」…負けた時に負けた金額の何%と形で現金でお金が貰える。
- 「ローリング」…ゲームでベットした金額に応じてゲーム終了後に現金が支払われるというシステム。
いずれにしても通常の顧客が貰えない現金がもらえるというサービスです。
また現金以外でも他の顧客とは違い飛行機はビジネスクラスやファーストクラス、人によってはプライベートジェットが提供されることも珍しくはありません。
VIPコンプ獲得への最短ルート
ここまで説明した通り、カジノは顧客の実績に応じてコンプを提供しますが、いきなり1000万持って行ったところで毎回1000万持って行っている実績がある人と同じ扱いにはならないことは容易にわかることでしょう。
ではどのようにすれば最短ルートで実績がある人と同じコンプがもらえるようになるのかというと、一つの方法は実績のある顧客からの紹介です。カジノ側はやはり紹介者の顔を立てたいので、その紹介を受けた顧客には特別な配慮をします。
もし周りにそのような方がおられる人は頼んでみるのがいいと思います。ですが、そんな人周りにいないという方。ご安心ください、私が紹介いたしましょう。皆さんの目的に合ったカジノやプログラムをご紹介させていただきますよ。
ローリングプログラムとは
ローリングの仕組みは少し複雑です。これはその名が示す通り、顧客とカジノの間でやりとりされたチップがぐるぐる回るその総額のことです。この結果勝ち負けがどうなろうと顧客に対し、賭け金総額に応じて一定のコンプを付与する仕組みがローリングです。
ローリングの基本的には対象となるゲームはバカラのみで、勝ったベットのみが計上され、その合計金額に対して上記のパーセンテージを掛けた金額がゲーム終了後に現金で支給されます。人によっては、その支給額が数百万円に達することもあります。
またローリングプログラムの興味深い点は、負けた場合の補填とは異なり勝っていても支給が受けられることです。これによってプレイヤーは負けていても多少お得感を感じますし、それが勝っていれば尚更です。
持参金ベースのローリングの差をざっくりとした表にしてみました。
| 持参金 | ローリング |
| 100万円〜 | ホテル代・送迎・食事 |
| 300万円〜 | +航空券・ホテルレストラン・バカラ大会・コンサート |
| 1000万円〜 | +ビジネスクラス・買い&負けサビ・施設内の飲食全て |
| VIP個室の利用はグループで5000万～1億円の持参金が必要です。 | |
また、韓国のカジノの規模についてですが、実際に直近で私が行ってきたインスパイアカジノのバカラ大会の例を挙げましょう。
- 参加者64名
- エントリー300万ウォン（約33万2,109円）
- 賞金総額2億2500万ウォン（約2,778万885円）
- 抽選会商品合計6000万ウォン（約656万5,739円）
いかがでしょう？こう見るとラスベガスの一流カジノと遜色ないと思います。(実はまだ行ったことありませんけど)
ハリソン山田の韓国カジノ個人評
最後に、私が利用したことのある韓国のカジノについてまとめておきます。これから利用される方の参考になれば幸いです。
インスパイア
仁川(インチョン)空港のすぐ近くという好立地にありアクセス良好。ラスベガスの大型カジノと遜色ない規模の大きなカジノです。ただしコンプに関しては他より劣ると言わざるを得ません。
グランド
済州(チェジュ)国際空港からすぐの場所にありアクセス良好。パラダイスシティ、ウォーカーヒルなどと同じグループのカジノです。街の中心部なので買い物などにも非常に便利です。
ロッテ
空港からは少し距離があるが圧倒的高級リゾート感を味わえます。ここはホテルのグレードはかなり高く個人的にはかなりオススメです。またコンプに関しても非常にグレードが高いです。
ドリーム
済州島では1番新しいカジノ。済州国際空港から近くアクセス良好、街中なので買い物にも便利。ホテルはグランドハイヤットでハッキリ言って最高です。
以上、韓国の主要カジノにおけるコンプについてまとめました。コンプを獲得するための条件は厳しいと感じるかもしれませんが、実際にもらえる特典は非常に魅力的です。ホテルそのものやサービスには興味がそこまでなく、滞在中はひたすらカジノに入り浸るという筋金入りのプレイヤーであっても、コンプでカバーされた分さらに大きな額をカジノで賭けられるため、夢が広がります。
他にもさまざまな情報をどんどん共有していきますので、次回をお楽しみに。
投資としてのギャンブル、第2回はこちら。
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